はじめに
「一型糖尿病になると、何をしなければならないの?」
「普通の生活はできるの?」
そんな不安を持つ方に向けて、一型糖尿病の人が日常生活で行っていることを分かりやすく解説します。
一型糖尿病の人がやること
一型糖尿病では、インスリンがほとんど出ないため、血糖値を自分で管理する必要があります。
そのため、日常生活の中で以下のようなことを行います。
血糖値の測定
血糖値を知ることは、管理の基本です。
以下2種類の測定方法があります。
・血液からの血糖測定
・センサー(持続血糖測定)
「指先で測る血糖測定」は、手の指先に採血針を刺して血液を少量出して、血液をセンサーにつけて血糖値を測定する方法です。毎回血液を出す必要があるため、痛みと手間がかかります。私が息子を測定していた時は、医師と相談して毎食前+就寝前の1日計4回を計測していました。
「センサー」は、腕にセンサーを取り付けて、血糖値を測定する方法です。こちらは血液からではなく、皮膚の下にある「間質液(かんしつえき)」という液体から血糖値を推定して計測します。センサーを取り付けるときに針を刺すため痛みを伴いますが、一度センサーを付ければ1,2週間使い続けることができます。ただ、実際の血糖値の値と誤差がでる可能性があります。(あくまで私の体感ですが、平常時は±10程度、高血糖時は±20程度くらいの差があったかと思います。)
以前は指先で測る血糖測定しかなく、頻繁に血糖値を計測することは困難でした。最近使用されるようになったセンサーは非常に優秀で、常時血糖値を確認できるため、血糖値を管理しやすくなりました。
インスリンの投与
先に説明した通り一型糖尿病はインスリンの分泌がないため、血糖値を下げるためにインスリンを体の外から投与します。以下2種類の投与方法があります。
・皮下注射によるインスリン投与
・インスリンポンプによるインスリン投与
「皮下注射によるインスリン投与」は、注射器を使用してインスリンを体内に入れます。注射部位は、主に腹部・太ももの外側・二の腕の外側です。息子は腹部への注射は怖いということで、腹部には打たず、太ももの外側・二の腕の外側に打っていました。息子曰く痛い時と痛くない時があるとのことでした。調べたところ、針が皮膚の痛点にあたると痛みを感じるため、痛点に当たる時(=痛い)/当たらない時(=痛くない)みたいです。血糖値測定と同様に、毎食前+就寝前の1日計4回注射していました。(食前のインスリン、就寝前のインスリンで種別が異なりますが、こちらは別途説明します。)
「インスリンポンプによるインスリン投与」は、皮下にカニューレという細いチューブを刺し、そこからインスリンが注入されます。装着時に針を刺すため痛みを伴いますが、一度体につければ3,4日使い続けることができます。インスリンポンプを操作してインスリンの量を決めて投与できるため、毎回注射する必要がないのが特徴です。息子が使用しているインスリンポンプはおよそ10cm x 6cm x 2cmで、トランプの箱より一回り大きいくらいの大きさで、常時持っていなければならないので少し煩わしいです。

周囲への理解
学校や職場などで、必要に応じて周囲に伝えることも大切です。
・低血糖/高血糖時の対応
・インスリン使用の理解
安心して生活するための環境づくりも重要です。
まとめ
一型糖尿病では、血糖値の測定やインスリン治療など、自分で管理することが必要になります。
最初は大変に感じるかもしれませんが、慣れてくると日常生活の一部として自然にできるようになります。
一人で抱え込まず、医療機関や周囲のサポートを受けながら向き合っていくことが大切です。


